こんにちは、Dr. AMです。
2026年東大二次試験を受けたのですが、この連載ではその結果を御報告いたします。
0完答38点から、1完答53点へ。ただし理三で戦うにはまだ足りない
今回は、2026年東大入試の数学について振り返ります。
まず点数からいうと、本番直後の予想は、
52点/120点
でした。
そして実際の開示点は、
53点/120点
でした。
かなり予想に近い点数でした。
ちなみに、前年の2025年は0完答で38点/120点でした。
そこから考えると、2026年は一応、数学としては前進したと言えます。
ただし、東大理三の合格最低点を超える、あるいは理三受験者の中で優位に立つことを考えると、53点ではまだ足りません。
本来は80点前後を取りたかった科目です。
実際に解けた問題
実際に得点できた、あるいは部分点が入ったと思われるのは、以下のあたりです。
- 第1問:小問(1)のみ
- 第2問:ほぼ完答
- 第3問:小問(1)のみ
※ただし除くべき点を除けなかった - 第4問:小問(1)の半分程度
※負の領域も答えに入れてしまった - 第5問:小問(1)と(2)の最初あたり
- 第6問:小問(1)、小問(3)の一部
全体としては、第2問をほぼ取り切れたことが大きかったです。
一方で、それ以外の問題はかなり部分点勝負になりました。
第1問で出端をくじかれた
最初に解いたのは第1問でした。
内容は積分の問題です。
東大数学の第1問は、比較的取り組みやすい問題である年も多く、ここで完答して勢いをつけたいと思っていました。
しかし、2026年の第1問は、予想に反してかなり難しく感じました。
最初から完答できるタイプの問題ではなく、完全に出端をくじかれた形です。
ただ、ここで深追いしなかったのはよかったと思います。
数III・C、特に積分や複素数平面のような分野では、少し考えても方針すら立たない場合、単にその場で粘れば解ける問題ではなく、知らないと厳しいタイプの“地雷問題”である可能性があります。
今回はその可能性が高いと判断し、早めにスキップしました。
結果的に、第1問で大きく時間を失わなかったことで、傷はかなり抑えられたと思います。
第2問は、二乗の和の公式を忘れて止まった
次に解いたのが第2問でした。
ここは本来、かなり取りたい問題でした。
ただ、途中で二乗の和の公式を忘れてしまい、1周目では完答できませんでした。
この時点では、「これは後で戻ればいけるかもしれない」と思いながら、いったん先に進むことにしました。
その後、第3問は全く方針が立たず、第4問は小問(1)だけ何とか形を作り、第5問も最初は全く方針が立ちませんでした。
第6問も、小問(1)を処理するのが精一杯でした。
ここまでで、およそ75分。
150分の試験時間のうち、ちょうど半分が経過したあたりでした。
1周目終了時点ではかなり厳しい状況
1周目を終えた段階では、解けている問題がかなり少なく、正直かなり危ない状態でした。
ただし、第1問で早めに撤退したおかげで、時間はまだ75分ほど残っていました。
これはかなり大きかったです。
もし第1問で「第1問だから取らなければ」と思って無理に粘っていたら、後半で第2問を立て直す時間もなくなっていた可能性があります。
東大数学では、解けない問題を早く見切ることも実力の一部だと改めて感じました。
2周目は第2問に戻った
2周目でまず戻ったのは、第2問でした。
理由は明確で、次に解けそうだったのが第2問だったからです。
確率の問題は、極端な難問でなければ、時間をかけることで完答できる可能性があります。
また、第2問については、二乗の和の公式を思い出す、あるいは自力で導出できれば完答できると判断していました。
結果的に、公式を導出することができ、第2問はほぼ完答できました。
ここを取り切れたことで、かなり精神的にも立て直せました。
第3問、第5問も2周目で少し進んだ
第2問を解けたことで勢いがつき、第3問の小問(1)も答えを得ることができました。
ただし、第3問の小問(2)はかなりごまかして書いた形になり、ほとんど部分点は入っていないと思います。
第4問の小問(2)にも取り組みましたが、計算がかなり大変なことになり、ここは撤退しました。
第5問については、1周目ではかなり悪い入り方をしていました。
最初は複素数を単純に
z = a + bi
と置いて処理しようとしてしまい、ほとんど工夫のない解き方を選んでしまいました。
しかし2周目では、偏角に注目する方針に気づき、小問(1)と小問(2)にある程度答えることができました。
ただ、後から確認すると、小問(2)は中盤以降で間違っていたようです。
それでも、1周目で全く方針が立たなかったことを考えると、2周目で部分点を取りに行けたのはよかったと思います。
第6問については、小問(2)はやはり厳しく、小問(3)を少しだけ書いたところで時間切れとなりました。
53点は前進だが、理三で戦うには足りない
結果として、2026年の数学は53点/120点でした。
前年が0完答で38点だったことを考えると、点数としては上がっています。
第2問を取り切れたこと、そして1周目で深追いせず、2周目で立て直せたことは、一定の収穫でした。
一方で、理三で優位に立つことを考えると、53点では足りません。
本来は、80点前後を取りたいところでした。
そのためには、今回でいえば第1問・第3問・第4問・第5問のうち、少なくともあと2問は完答に近いところまで持っていく必要があります。
来年は、そのレベルまで数学を引き上げないといけません。
数学編まとめ
2026年の東大数学は、予想52点に対して、実際は53点でした。
前年の38点からは前進しましたが、理三ボーダー超えを狙うにはまだ不十分です。
今回の反省点は、解ける問題を増やすことはもちろんですが、
第1問のような想定外の問題に出会ったときに、どう早く見切るか
第2問のように戻れば取れる問題を、2周目で確実に取り切れるか
という、本番での立ち回りにもありました。
数学は、解ける問題を増やす勉強と同時に、試験時間150分の中でどの問題に時間を使うかという判断も重要です。
2026年は、なんとか53点までは持っていけました。
しかし、理三で戦うには、ここからさらに20〜30点上積みする必要があります。
次回は、物理について振り返ります。
【関連サイト】
2026年東大理三受験記|入試振り返り・まとめ
京大医学部卒の医師が、働きながら東大理Ⅲ再受験に挑戦しています。 AIを家庭教師として活用し、勉強法・勉強時間・仕事・睡眠・得点を公開します。 第1目標は理Ⅲボーダー超え。 現実と設計を両立しながら、どこまで伸ばせるかを検証するチャンネルです。 ※医療の個別相談には対応していません


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