こんにちは、スプリングシャトルです。今回は第2回東大入試オープン模試の結果報告です。
おしながき
成績は?

まず、点数を先にお伝えします。
10/27終了後時点での予想点数:80点/120点
実際の点数:86点/120点
偏差値:68.7
順位:193位/5850人
予想よりも・・・
まあ、予想より少し高いくらいでした。欲を言えば確率整数問題以外は満点取りたかったのですが、平面座標の問題がかなり難しく、なかなか思惑通りにいきませんでした。とはいえ、大崩れが今年のトレンドだったことを考えると、大崩れは避けることが出来ただけでも良かったと考えるべきでしょう。
大まかな問題構成

今年も6題セットでした。問題としては第1回東大実戦模試よりは難しかったと思いますが、東大本番でこのセットが出たら、4完半半はしたいようなレベルでした。
ですので、時間無制限であればある程度の方は満点を狙えると思います。ただ、如何せん時間が足りないので、計算ミスや計算放棄や論証不十分などで点数を落としていくことになるのでしょう。加えて、十分に論証したつもりが採点者に伝わっていないパターンも多いでしょう。
ちなみに、私は第1問から順番に解いたのですが、2-4問目で躓いてしまいました。5,6問目で立て直せたのは不幸中の幸いでした。
第1問(空間図形)

こちらは、20点満点中20点でした。
計算は少しごちゃごちゃしていたのですが、完答すべき問題です。今回は落ち着いて解けました。逆に、ここから間違えたら、その後大崩れしてしまう危険が結構ありました。
第2問(確率)

こちらは、20点満点中10点でした。
(1)は落ち着いて条件を整理すれば良いだけの問題なので、無事正解出来ました。しかし、問題は(2)です。排反事象ということが見抜けませんでした。第2回駿台全国模試で似たような問題があったのに・・・><(だから平均点が思ったより高かったのでしょう)
第3問(平面座標)

こちらは、20点満点中5点でした。
代数と幾何の合わさったような問題です。一見素直に計算すれば解けそうなのですが、実際にやると計算が非常にゴチャゴチャしていて完答しにくい問題でした。実際には条件をもっと整理して計算を楽にする必要があったようです。まあ、解説みてもすぐには理解できませんでしたので、どうしようもなかったです。
第4問(整数)

こちらは、20点満点中15点でした。
(1)と(2)は定期試験レベルなので普通に解けたのですが、問題は(3)です。式変形がうまくいきませんでした。ただ、この問題については、ちょっとした因数分解をすれば良いだけの問題だったので、整数問題にしては珍しく完答すべき問題だったと思われます。
第5問(空間座標)
こちらは、20点満点中20点でした。

求める立体の形は想像しにくいのですが、断面を考察して最後積分すれば良いという、典型的な問題なので、完答が必要な問題でした。無事完答出来て良かったです。
ただ、断面を考察して最後積分するような問題に見えても実際はその方針ではうまくいかないような問題もあるので、脳死でその方針に頼るのは危険です。
第6問(極限)

こちらは、20点満点中16点でした。第2,3,4問飛ばして第5問完答した直後の問題だったので、時間はまあまあありました。ただ、計算が非常にごちゃごちゃしているので、バカ正直に全部計算せず、途中明らかなところは計算飛ばしてまとめました。
途中論証が甘い部分で減点くらったのですが、それなりの点数が残って良かったです。
全体を通して

第1回東大実戦模試と比べたら易し目でした。ましてや、明らかに東大理系数学本番よりは簡単だと思われます。これが東大理系数学の本番で出題されたら、東大理科Ⅲ類合格するためには恐らく100点/120点は欲しいです。
とはいえ、計算力・集中力・解法パターンの習得が求められます。あとは集中力をどうやって維持するか、時間が足りない焦りをどうやって抑えるかですね。
あと、解析幾何はどうも苦手意識があるので、本番までに得意になるように持っていく必要があります。
次回までの宿題
確率・整数問題以外は可能な限り完答出来るようにしておく(2023年第6問レベルのが出たらどうしようもないが・・・)
次回は東大入試オープンの物理について御報告致します

もう少し取りたかったですが、大崩れしなくて良かったです。んー、次は物理回ですね。物理の場合、前回のような出来だと、今後が非常に心配なのですが・・・
引き続きお付き合い下さい。
内科専門医。現在、ドラゴンシャトル2(内科専門医試験を手堅く合格しながら、東大入試284点(96点差落ち)から1年で東大理Ⅲのボーダー超えを狙う企画)を開催中!フォローすると良いことあるかも!?


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