おしながき
- 化学の位置づけ
- 高校で「得意寄り」になった理由:先生が分かりやすかった
- 失速ポイント:有機が相性悪いと、化学は一気に苦手寄りになる
- 現役:模試は普通。でも本番は取れた(=易化に助けられた可能性)
- 1浪:偏差値は上がったのに、本番で炎上(ここが最大の失敗)
- 2浪:勉強量は少ないのに持ち直した(=理解に全振りできた)
- 結論:化学は「早期スタート」+「有機は早く慣れる」+「量より再現性」
化学の位置づけ
化学は理科の中では「どっちかというと得意科目」というイメージでした。
ただ、小学生の頃は理科が一括で、生物が苦手だったせいで、理科全体としてはそこまで得意感が出ない時期もありました。
中学に入ると理科が
- 理科1(物理・化学)
- 理科2(生物・地学)
に分かれますが、正直この「理科1」は大学受験の化学とは異質です。
本当は理科1の枠に縛られず、早い段階から大学受験を見据えた化学に触れておくべきだったと思っています。
高校で「得意寄り」になった理由:先生が分かりやすかった
高校の化学の先生は説明が分かりやすく、そこまで得意不得意がはっきりしていなかった自分でも、高2までは「比較的得意科目」になりました。
化学は最初の段階で「意味が分かる」状態になれると伸びやすい。
ここは先生の影響が大きかったです。
失速ポイント:有機が相性悪いと、化学は一気に苦手寄りになる
ただ、私の場合は有機化学が相性が悪かった。
ここから再び「やや苦手寄り」に触れてしまいます。
理論・無機は努力で押せる部分が多い一方、有機は「暗記」というより考え方への慣れが必要で、相性が悪いと伸びが鈍い。
有機を放置すると、化学は得意科目から一気に不安科目になります。
現役:模試は普通。でも本番は取れた(=易化に助けられた可能性)
高3の模試は
- 大学別模試:偏差値60くらい
- 駿台:春は偏差値60くらい → 秋は偏差値70くらい
本番は体感として
- センター:90点台
- 京大二次:80点くらい
取れたと思います。ただしここは、易化の影響があった可能性を感じています。
この「本番で取れた」経験が、次に繋がる落とし穴になりました。
1浪:偏差値は上がったのに、本番で炎上(ここが最大の失敗)
1浪時は現役より偏差値が平均して**+5くらい**上がった印象です。
それなのに本番は
- センター:82〜83点
- 二次:炎上(40点ちょい?)
という結果になりました。
当時の学習は、駿台の授業を聞いて、予習復習をして、問題集を解いて……という、いわゆる“正攻法”です。
ただ、今振り返ると、問題集の問題数が多いことに加えて講習の取りすぎで消化不良になっていた面が大きいと思っています。
量をこなしたのに落ちた理由:再現性が崩れた
化学は、量をやるほど伸びるとは限りません。
- 問題数が多すぎて復習が浅くなる
- 「解説を読んで納得」で止まりやすい
- 疲労で集中が落ち、計算・条件読み・ケアレスミスが増える
- 結果として、同じ考え方を別の問題で再現できない
この状態になると、勉強していても本番で普通に崩れます。
そしてもう1つ。
現役でセンターも二次もそれなりに取れていた(しかも易化の可能性)ことで、化学の優先順位を無意識に下げたのも効いたと思います。
「いける」と思った科目ほど、落ちた時のダメージが大きい。
2浪:勉強量は少ないのに持ち直した(=理解に全振りできた)
2浪目は化学もあまり勉強していません。
それでも模試では少なくとも足を引っ張る科目ではありませんでした。
本番のイメージは
- センター:90点台
- 二次:70点ちょい
くらい。
ここが一見矛盾して見えるかもしれません。
「1浪目は勉強して4割、2浪目はあまり勉強せず7割」
みたいな現象が起きているからです。
でも私は、ここに化学の本質があると思っています。
勉強時間が少ない=範囲を絞る=理解が深くなる
2浪目は勉強時間が少なかった分、逆に「とにかく量を回す」ができません。
やるなら、限られた範囲を理解に全振りするしかない。
この「1問あたりに時間をかけて、工程を理解する」姿勢が、結果として二次化学に効いた可能性があります。
結論:化学は「早期スタート」+「有機は早く慣れる」+「量より再現性」
最後に結論をまとめます。
① 化学も結局、早い段階で勉強を開始することに尽きる
特に有機化学は、直前で一気に詰めようとすると辛い。
早めに触れて「考え方」に慣れておかないと、成績が伸びにくい科目です。
② 物理ほどではなくても、化学も“理解”が大事
ただし、理解するためには前提がある。
基礎事項を早い段階で覚えていないと、理解が進まない。
用語・反応・典型パターンが入っていない状態で問題演習を回しても、消耗するだけになりやすい。
③ 化学は「回さないと落ちる」より「再現できないと落ちる」
ここが一番言いたいことです。
化学は暗記科目っぽい顔をしていますが、二次で点を取るには
- 条件を読み、必要な量を置き、反応を追い、式を立てる
- 有機なら、手順に沿って構造を絞り、矛盾を潰す
といった“工程”が再現できないといけない。
講習や問題集を増やしても、復習が浅くなって再現性が落ちたら意味がない。
逆に、勉強量が少なくても「理解に全振り」して再現性が上がれば点は出る。
化学は、得意寄りでも油断すると燃えます。
そして伸ばすなら、派手なことより
- 早めに始める
- 特に有機は早く慣れる
- 量より“再現性”を作る
これに尽きると思っています。
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京大医卒の医師|AIを家庭教師にして、勉強時間をどこまで短縮できるか公開実験中。働きながら、睡眠と生活を崩さず東大理三ボーダー超えを検証。勉強法・勉強時間・仕事量・得点推移を毎週公開。 ※医療の個別相談不可


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