おしながき
- 物理の位置づけ
- 中学の物理で落ち込んだことは、今思えば無駄だった
- 高2まで得意だったのに、高3で一気に崩れた理由
- 高3の先生が“やばかった”:「過去問を解いてやり方を覚えろ」一本槍
- 「伸びたから正しい」と勘違いする罠(ここが一番怖い)
- センターは取れる。でも二次で“未知の分野”が出ると丸ごと落ちる
- 1浪目:普通の先生に戻る。講習を取りすぎて一度崩れる
- 2浪目:自堕落でも偏差値80前後で安定。でも二次でやらかす
- 結論:物理は「理解に時間がかかる」から、早めに少しずつやるべき
物理の位置づけ
数学ほどではないけど、物理も小学生の頃から比較的得意寄りでした。
ただ、小学生の「理科」は物理・化学・生物・地学が全部混ざった科目で、私は生物がかなり苦手(なんで医学部に入ったんだよ・・・と言われそうですがw)。そのせいで、理科全体の成績は「社会と同じか、社会よりやや苦手」くらいの印象でした。
実際、東大寺学園の入試でも、唯一受験生平均点を割ったのが理科だった記憶があります。
中学の物理で落ち込んだことは、今思えば無駄だった
中学に入ると、ようやく理科が
- 理科1(物理・化学)
- 理科2(生物・地学)
みたいに分かれていきます。
中1でよく出るのが「光の反射の作図」ですが、私はこれが物理の中でも最も苦手でした。
ただ、今から思えば――
大学入試で“反射の作図”なんてほぼ見ない。
そんなものができなくて落ち込むのは、正直、無駄でしかなかった。
むしろ重要なのは別で、
大学受験の物理は、中学物理とは別競技
なんですよね。
だから本当は、中学の段階から「大学入試で必要な物理」を見据えて、少しずつでも土台を作っておくべきだったと思っています。
高2まで得意だったのに、高3で一気に崩れた理由
高校に入ってからは再び物理は比較的得意科目の位置となり、高2までその位置は続いていました。
ただ、今思うと落とし穴があって、当時は「学校の模試」に理科が出ていなかった(or 重視されていなかった)せいか、理科の勉強ウェイトが下がっていました。
その結果、応用問題への取り組みスタートが明らかに遅れた。
これが高3で一気に響いた感覚があります。
高3の先生が“やばかった”:「過去問を解いてやり方を覚えろ」一本槍
高3で物理の先生が変わりました。
その先生は「灘で東大理3合格を大量に出した伝説の学年に関わっていた」らしく、本人もそれをかなり誇りにしていて、
「自分は他の物理教師より圧倒的に優れている」
みたいなことを日常的に言っていました。
そして指導法は超シンプル。
ひたすら大学入試の過去問を解いて、解き方を覚える。
これ、当たってる面はあります。
でも危険でもあります。
- 理解を置き去りにすると、“同じ型”しか解けない人になる
- そしてその先生は東大の問題を重視していたので、京大対策としては使えない部分が多かった
それにも関わらず、当時の私はかなり純粋だったので、それを簡単に信じてしまいました。
「伸びたから正しい」と勘違いする罠(ここが一番怖い)
高3最初の駿台全国模試の物理は30点台でボロボロでした。
でも私はここで、
「先生のやり方を早い段階から身につけなかったからだ」
という、今思えばかなり誤った解釈をしました。
さらに秋の物理の点数が最初より結構伸びたので、余計に先生を信奉してしまった。
これが物理の怖さだと思います。
丸覚えに近い演習でも、“一時的に点は上がる”。
だからこそ、「このやり方で正しい」と錯覚する。
センターは取れる。でも二次で“未知の分野”が出ると丸ごと落ちる
その年のセンター試験の物理は90点くらいだったと思います。
ただ二次試験では「全く分からない分野」が出て、丸ごと失点しました。
得点開示では物理+化学が 115/200点。
化学は8割くらい取れた感触だったので、物理は4割いってないと思われます。
ここでようやく分かったのは、
自分に必要なのは“すごい先生”ではなく、自分で理解することだった
ということでした。気付くのが遅かった。
1浪目:普通の先生に戻る。講習を取りすぎて一度崩れる
1浪目は普通の先生に戻りました。
ただ、数学と同じで、講習の取り過ぎで体力的にしんどくなり、調子を落とします。
それでも何とか持ち直して、
- センター物理:満点
- 二次物理:易化に助けられ、おそらく8割程度
までは持っていけました。
2浪目:自堕落でも偏差値80前後で安定。でも二次でやらかす
2浪目は自堕落で、物理化学も「気が向いた時しか勉強しない」レベルでした。
それでも模試は偏差値80前後くらいで安定。
センター物理の点は忘れましたが、物理化学で合わせて189点。
しかし二次の物理でやらかします。大問1題吹っ飛ばし。
得点開示では物理化学合わせて141点。化学第4問をほぼ丸ごと捨てたので、逆算すると物理は70点近くは取っていたと思います。
物理って、こういうことが起きます。
- 基本力があっても
- 1題落とすと一気に削られる
結論:物理は「理解に時間がかかる」から、早めに少しずつやるべき
物理についての結論はこれです。
① 物理は“理解するのに時間がかかる科目”
だから、大学受験を見据えて早くから少しずつ動くべきだった。
中学の細かい作図で落ち込むより、後の力学・電磁気・波動に繋がる「考え方」を育てる方が100倍大事。
② 直前の問題演習で伸びる科目。でも「丸覚え」は意味がない
物理は直前期の演習で点が伸びやすい。これは事実。
ただし、
過去問演習を“丸暗記”でやると、本番で未知の分野が出た瞬間に死ぬ。
やるべきは、答えを覚えることではなく、
- どの法則を使うか
- どんな量を置くか
- どう式変形して、どこで近似しているか
- どこで「当たり前」を使っているか(エネルギー保存、運動方程式、回路の見方など)
この“工程”を理解して再現できるようにすること。
③ 「先生がすごい」より「自分が理解している」が正義
良い先生は確かに大事。
でも、結局点数を取るのは自分の頭です。
理解を置き去りにした演習は、伸びたように見えて、最後に裏切る。
※関連ページ
【総まとめ】社会・国語・数学・物理・化学・英語――失敗談から逆算する「伸びる戦略」と「現役でやり切る覚悟」
京大医卒の医師|AIを家庭教師にして、勉強時間をどこまで短縮できるか公開実験中。働きながら、睡眠と生活を崩さず東大理三ボーダー超えを検証。勉強法・勉強時間・仕事量・得点推移を毎週公開。 ※医療の個別相談不可


コメント