【失敗パターン】物理は「過去問を丸暗記」で一瞬伸びる。でも本番で死ぬ。結局は“理解”がすべて

各科目の失敗パターン

おしながき

  1. 物理の位置づけ
  2. 中学の物理で落ち込んだことは、今思えば無駄だった
  3. 高2まで得意だったのに、高3で一気に崩れた理由
  4. 高3の先生が“やばかった”:「過去問を解いてやり方を覚えろ」一本槍
  5. 「伸びたから正しい」と勘違いする罠(ここが一番怖い)
  6. センターは取れる。でも二次で“未知の分野”が出ると丸ごと落ちる
  7. 1浪目:普通の先生に戻る。講習を取りすぎて一度崩れる
  8. 2浪目:自堕落でも偏差値80前後で安定。でも二次でやらかす
  9. 結論:物理は「理解に時間がかかる」から、早めに少しずつやるべき

物理の位置づけ

数学ほどではないけど、物理も小学生の頃から比較的得意寄りでした。
ただ、小学生の「理科」は物理・化学・生物・地学が全部混ざった科目で、私は生物がかなり苦手(なんで医学部に入ったんだよ・・・と言われそうですがw)。そのせいで、理科全体の成績は「社会と同じか、社会よりやや苦手」くらいの印象でした。

実際、東大寺学園の入試でも、唯一受験生平均点を割ったのが理科だった記憶があります。


中学の物理で落ち込んだことは、今思えば無駄だった

中学に入ると、ようやく理科が

  • 理科1(物理・化学)
  • 理科2(生物・地学)

みたいに分かれていきます。

中1でよく出るのが「光の反射の作図」ですが、私はこれが物理の中でも最も苦手でした。
ただ、今から思えば――

大学入試で“反射の作図”なんてほぼ見ない。
そんなものができなくて落ち込むのは、正直、無駄でしかなかった。

むしろ重要なのは別で、

大学受験の物理は、中学物理とは別競技
なんですよね。

だから本当は、中学の段階から「大学入試で必要な物理」を見据えて、少しずつでも土台を作っておくべきだったと思っています。


高2まで得意だったのに、高3で一気に崩れた理由

高校に入ってからは再び物理は比較的得意科目の位置となり、高2までその位置は続いていました。
ただ、今思うと落とし穴があって、当時は「学校の模試」に理科が出ていなかった(or 重視されていなかった)せいか、理科の勉強ウェイトが下がっていました。

その結果、応用問題への取り組みスタートが明らかに遅れた
これが高3で一気に響いた感覚があります。


高3の先生が“やばかった”:「過去問を解いてやり方を覚えろ」一本槍

高3で物理の先生が変わりました。
その先生は「灘で東大理3合格を大量に出した伝説の学年に関わっていた」らしく、本人もそれをかなり誇りにしていて、

「自分は他の物理教師より圧倒的に優れている」

みたいなことを日常的に言っていました。

そして指導法は超シンプル。

ひたすら大学入試の過去問を解いて、解き方を覚える。

これ、当たってる面はあります。
でも危険でもあります。

  • 理解を置き去りにすると、“同じ型”しか解けない人になる
  • そしてその先生は東大の問題を重視していたので、京大対策としては使えない部分が多かった

それにも関わらず、当時の私はかなり純粋だったので、それを簡単に信じてしまいました。


「伸びたから正しい」と勘違いする罠(ここが一番怖い)

高3最初の駿台全国模試の物理は30点台でボロボロでした。
でも私はここで、

「先生のやり方を早い段階から身につけなかったからだ」

という、今思えばかなり誤った解釈をしました。

さらに秋の物理の点数が最初より結構伸びたので、余計に先生を信奉してしまった。

これが物理の怖さだと思います。

丸覚えに近い演習でも、“一時的に点は上がる”。
だからこそ、「このやり方で正しい」と錯覚する。


センターは取れる。でも二次で“未知の分野”が出ると丸ごと落ちる

その年のセンター試験の物理は90点くらいだったと思います。
ただ二次試験では「全く分からない分野」が出て、丸ごと失点しました。

得点開示では物理+化学が 115/200点
化学は8割くらい取れた感触だったので、物理は4割いってないと思われます。

ここでようやく分かったのは、

自分に必要なのは“すごい先生”ではなく、自分で理解することだった

ということでした。気付くのが遅かった。


1浪目:普通の先生に戻る。講習を取りすぎて一度崩れる

1浪目は普通の先生に戻りました。
ただ、数学と同じで、講習の取り過ぎで体力的にしんどくなり、調子を落とします。

それでも何とか持ち直して、

  • センター物理:満点
  • 二次物理:易化に助けられ、おそらく8割程度

までは持っていけました。


2浪目:自堕落でも偏差値80前後で安定。でも二次でやらかす

2浪目は自堕落で、物理化学も「気が向いた時しか勉強しない」レベルでした。
それでも模試は偏差値80前後くらいで安定。

センター物理の点は忘れましたが、物理化学で合わせて189点

しかし二次の物理でやらかします。大問1題吹っ飛ばし
得点開示では物理化学合わせて141点。化学第4問をほぼ丸ごと捨てたので、逆算すると物理は70点近くは取っていたと思います。

物理って、こういうことが起きます。

  • 基本力があっても
  • 1題落とすと一気に削られる

結論:物理は「理解に時間がかかる」から、早めに少しずつやるべき

物理についての結論はこれです。

① 物理は“理解するのに時間がかかる科目”

だから、大学受験を見据えて早くから少しずつ動くべきだった。
中学の細かい作図で落ち込むより、後の力学・電磁気・波動に繋がる「考え方」を育てる方が100倍大事。

② 直前の問題演習で伸びる科目。でも「丸覚え」は意味がない

物理は直前期の演習で点が伸びやすい。これは事実。
ただし、

過去問演習を“丸暗記”でやると、本番で未知の分野が出た瞬間に死ぬ。

やるべきは、答えを覚えることではなく、

  • どの法則を使うか
  • どんな量を置くか
  • どう式変形して、どこで近似しているか
  • どこで「当たり前」を使っているか(エネルギー保存、運動方程式、回路の見方など)

この“工程”を理解して再現できるようにすること。

③ 「先生がすごい」より「自分が理解している」が正義

良い先生は確かに大事。
でも、結局点数を取るのは自分の頭です。

理解を置き去りにした演習は、伸びたように見えて、最後に裏切る。

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