令和の虎 についての総論【ハードルが高い資金調達法!】

令和の虎

こんにちは、スプリングシャトルです。今回はyoutube界で一大ブームとなっている 令和の虎 についてお話いたします。

おしながき

  1. 令和の虎 とは?
  2. マネーの虎との大きな違いは?
    1. 決定的に違うポイント
    2. そのポイントが生じた理由
    3. 2000年代から時代が変わり・・・
    4. 今現在の成功者のほとんどは称賛に値する
    5. 虎だけではなく・・・
    6. 令和の虎はマネーの虎と比べ・・・
  3. 志願者として出演するハードルは?
  4. 志願者として出演するメリットは?
  5. ALL獲得の割合
  6. その後
  7. 私が思うには
  8. まとめ

令和の虎 とは?

令和の虎は, 2001年から2004年まで日本テレビで放送されたリアリティ番組”マネーの虎”をもじった番組です。

2018年12月20日からyoutubeで配信されているリアリティ番組であり、一般人企業家が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員が出資の可否を決定するという内容です。

マネーの虎との大きな違いは?

決定的に違うポイント

マネーの虎という名前を聞いて、懐かしいと感じた方がいらっしゃるかもしれませんね。

令和の虎とマネーの虎の番組のコンセプトは似ています。ただ、1つ決定的に違うポイントがございます。それは・・・全体の平均レベルです。志願者も虎も、マネーの虎よりも令和の虎の方が圧倒的にレベルが高いです。

そのポイントが生じた理由

その理由として、そもそも起業する人のレベルが2000年代と2020年代で劇的に変わったことが挙げられます。ホリエモンも昔(2000年代)に起業した人のレベルについて以下のように言及しています。

「昔は起業はしょうがなくやるものだった。マネーの虎に出ていた社長たちも起業するしか選択肢がないはみ出し者でね・・・」

「当時は出資する側も実は大したことなかった

とのことです。

2000年代から時代が変わり・・・

今では考えられないかもしれませんが、2000年代って言ったら、優秀な人間は1つの一流企業の中でどんどんキャリアアップしていく時代であり、自分で起業したり別の企業に転職したりするという発想がほとんどなかった時代でした。

ところが、時代が変わりました。インターネットが爆発的に普及し、働き方が多様化し、かつ色々な働き方についての認知度が一気に上昇したため、優秀な人材は少しでも条件が良い働き方をしようとするようになりました

そのため、起業家の平均レベルが一気に上がり、マネーの虎に出ていた社長たちの多くがその波に取り残されて悲惨なことになりました。倒産してメディア露出がほとんどなくなった社長もいます。

今現在の成功者のほとんどは称賛に値する

ということで、今現在成功している起業家のほとんどは、かなりレベルが高いのですね。

虎だけではなく・・・

虎のレベルは高いのは既にお話した通りなのですが、志願者のレベルも昔と比べて高くなりました。優秀な人材が起業するようになったのは、虎側だけではなく志願者側でも当てはまります

令和の虎の開始直後は志願者が少なかったため、とんでもない志願者が出演してしまうことも良く見かけたのですが(れい吉さんetc)、ここ最近は志願者が激増し、毎月20-25人ほどの志願者の応募の中から応募時の書類審査、事業プランの精査を経て、出演者を6人程度まで絞り込んでいるため、大きなハズレはほとんど見当たらなくなりました。

令和の虎はマネーの虎と比べ・・・

ということで、令和の虎は、マネーの虎と比べ、遥かに高い知識や思考レベルの応酬を楽しむことが出来る番組になりました。

志願者として出演するハードルは?

そうなると、逆に志願者として出演するハードルが非常に高いということになりますね。数百万円投資してもらうために厳しい審査を勝ち抜いた上で事業プランを練りこむ・・・ということだけを考えても、割に合わないかもしれません。

志願者として出演するメリットは?

優秀な虎に事業プランを見てもらえること、優秀な虎達との関係性を築けることは出演するメリットかもしれません。

※もちろん、虎達にお金を出させたい気持ちにさせなければいけないのにも関わらず、事業プランを見てもらってフィードバックをもらうという目的がメインとなってしまったら、”Nothing”となってしまう可能性が極めて高いのは言うまでもありません。

ALL獲得の割合

話を戻します。

これだけ頑張って準備をした上で出演しても、当然ながら、出資金を受け取ることが出来ない場合が結構多いです。

2022年に入ってからは、42回の配信で17回しかALL(希望金額全て出資)が出ていません。志願者を厳選し、事業プランをしっかり練っても、ALLは半数にも満たないのが現実です。

その後

当然のことながら、ALLになったら終わりというわけではありません。その後は、出資してもらったお金を元に、事業を成功させなければいけません。虎と引き続きdiscussionしながら事業を練っていくのですが、大半の志願者はこの時点で辞退するようです。

あるいは、事業を築き上げても、最終的には倒産してしまう例も少なからずございます(條社長が良い例ですね)。

何というか・・・起業って、厳しく険しいものなのですね。

私が思うには

数百万円の資金を集めようと思ったら、今現在就いている仕事に対して一生懸命に頑張ったり投資(ギャンブルとの違いは、【これが正しい投資だ!】 厚切りジェイソン の投資術 第2章を参照してください)をしたりした方が、遥かに早いし結局楽なのではないでしょうか。

まとめ

令和の虎への出演は、資金調達法の1つではありますが、いかんせんハードルが高く、資金調達面だけで考えてもコスパは良くないと思われます(虎との関係性を築いて資金調達後にも円滑に事業を回していくためには良いかもしれません)。

更に、2020年代現在、起業の道自体が厳しく険しいです。その為、資金獲得に成功しても、その後うまくいかない確率が結構高いことについては十分に覚悟をする必要があります。

この資金調達法が合うかどうかは人それぞれ。動画を何本か見てからご検討下さい。

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