説得力があるプレゼンに不可欠な基礎事項 第1章【出来て当然!】

プレゼン

こんにちは、スプリングシャトルです。今回は、説得力があるプレゼンをするためにはどうすれば良いかについてお話します。

説得力のあるプレゼン作りは、金稼ぎに直結します。当然ですよね。説得力があるプレゼンが出来なければ、他人を動かすことは出来ないし、そうなるとお金を集めることも出来ません。

ということで、見て行きましょう!

おしながき

  1. 何故記事にしたのか
    1. 当たり前すぎて記事にする必要もないと思っていたが・・・
    2. アッチョンブリケ!?
    3. 分かっていないと・・・
    4. 金稼ぎにも影響する
  2. 説得力が出るプレゼンにするために
    1. 例1
    2. 例2
    3. 例3
  3. 次回は、スタートラインに立てるレベルのプレゼンを紹介した上で、さらに議論を広げていきます

何故記事にしたのか

当たり前すぎて記事にする必要もないと思っていたが・・・

正直、プレゼンのやり方については見よう見まねである程度覚えられるものだと思っていたため、私も記事にするつもりはありませんでした。何故記事にしたかというと、以下のようなtwitter上での発言を見つけたからです。

アッチョンブリケ!?

びっくりした方もいらっしゃるかと思います。私もびっくりしました。プレゼンを考える際に文献検索をするのは基本中の基本なのですが、何と、それを理解していない人がいらっしゃるのです。

ただ、冷静に考えると、これって氷山の一角なのかもしれません。

分かっていないと・・・

これについて分かっていないと、先ほども書いた通り厳しい状況になってしまいます。いくら頑張って理屈を組み立てても、文献検索すらやっていないレベルのリサーチ不足であった場合、ただの感想になってしまい、誰にも相手にされません。

金稼ぎにも影響する

お金の定義は、”国や中央銀行が保証する信用”でしたよね。ただの感想しか言えない人を誰が信用しますでしょうか?

ということで、プレゼンがまともに出来なければ、お金を稼ぐことも難しくなってしまうのです。

説得力が出るプレゼンにするために

では、どのようにプレゼンをすれば良いのか、考察していきましょう。

例1

A「コロナワクチンは打つべきです。何故なら、コロナワクチンの接種率が良い国では超過死亡率(特定の母集団の死亡率が一時的に増加し、本来想定される死亡率の取りうる値を超過した割合)が少ないからです。」

B「コロナワクチンは打つべきではありません。何故なら、超過死亡数がコロナワクチンの導入タイミングで増えたからです。」

さて、AかBか、どちらの意見の方が説得力あるでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

はっきり言って、どちらの意見も説得力皆無ですよね(もし真剣にAかBか比較検討された方がいらっしゃいましたら、ゴメンナサイ)。

まず、どちらの意見も信ぴょう性からして怪しいです。「勝手なイメージだけで話しているんじゃね?」ということです。

これらのプレゼンのレベルは一般の小学生レベルというところでしょう。全くお話にならないです。

では、次の例を見てみましょう。

例2

A「コロナワクチンは打つべきです。何故なら、下の表のように、コロナワクチンの接種率が良い国では超過死亡率が少ないからです。」

B「コロナワクチンは打つべきではありません。何故なら、下の表のように、超過死亡数がコロナワクチンの導入タイミングで増えたからです。」

どちらも表が加わり、少しは説得力が出るかと思いきや、実際のところは、説例1と大差ないですね。

Aの場合、「いやいや、そりゃコロナワクチンの接種率が高いような先進国なら、そりゃコロナワクチン関係なく死亡率の増加は抑えられるやろ」で終わりです。そして、Bの場合、「いやいや、たまたまタイミングが重なっただけやろ」で終わりです。

どちらも説得力は例1に毛が生えた程度に過ぎません。レベルとしては中学1年から2年といった所でしょうか。

どちらも絶望的なリサーチ不足です。ということで、もう少しちゃんとリサーチしてみます。

例3

A「コロナワクチンは打つべきです。何故なら、超過死亡率は、平均寿命が長ければ長いほど高くなるものであるにも関わらず、先述の表のように、コロナワクチンの接種率が良い国では超過死亡率が少ないからです。また、ファイザー社のワクチンは海外・国内のいずれの臨床試験ともに高い効果を認めており、その点からも、コロナワクチンは超過死亡率を抑えるのに役立っていると考えます。」

B「コロナワクチンは打つべきではありません。ウイルスの性質上、ウイルス量をピーク時の1/100に抑えることが出来たら感染リスクはほとんどなくなるのだから、わざわざ副作用リスクのあるワクチンを使うより、ウイルス量をピーク時の1/100に抑えるように手洗い・うがい・マスク着用等を徹底する方がリスクベネフィットの観点で合理的だからです。」

AもBも、先ほどよりもやや説得力が出て来たのではないでしょうか。実は、AもBもある程度文献などをリサーチした上での発言です。

ただ、説得力は出て来たとはいえ、どちらも今一つなのではないでしょうか。Aについては、「超過死亡率は、平均寿命が長ければ長いほど高くなるものだというのは本当なのか?」という疑問が出て来ますし、Bについても、「ウイルス量をピーク時の1/100に抑えることが出来たら感染リスクはほとんどなくなるというのは本当なのか?」という疑問が出て来ますよね。

レベルとしては高校~大学の平均未満といったところでしょう。大学のレポートだとギリギリ通りそうなのですが、仕事としてプレゼンをする場合、うまくいく可能性は極めて低いといったレベルですね。

次回は、スタートラインに立てるレベルのプレゼンを紹介した上で、さらに議論を広げていきます

ここまで、コロナワクチンを例にして、賛成派と反対派それぞれの意見を書いてみましたが、例3ですら、説得力としては不十分ですね。では、どうすれば更に説得力が出るのかを次回お話します。

引き続きお付き合い下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました