こんにちは、スプリングシャトルです。今回は2024年度京大入試過去問の結果報告です。
おしながき
成績は?

まず、点数を先にお伝えします。
12/30終了後時点での予想点数:130点/200点
実際の点数:114点/200点
予想よりも・・・
予想よりも低い云々以前に、京大の問題だということを考慮すると、まあまあ失敗しています。
ただ、難しくて解けなかったというより、勘違いして大減点を食らってしまった問題がかなり目立ちました。
大まかな問題構成

今年も6題セットでした。問題としては今までの中で結構難しい方ですが、それでも本番は3完半半半したいレベルでした。
ですので、時間無制限であればある程度の方は満点を狙えると思います。ただ、如何せん時間が足りないので、計算ミスや計算放棄や論証不十分などで点数を落としていくことになるのでしょう。加えて、十分に論証したつもりが採点者に伝わっていないパターンも多いでしょう。
ちなみに、私は第1問→第5問→第3問→第4問→第6問→第2問の順番で解きました(※確率は運ゲー要素が強いと思ったため、勝負を避けました)。
第1問(確率)

こちらは、30点満点中25点でした。
確率自体がそんなに難しくありませんでした。最後極限を求める時に論証をしっかりしないといけなくて、そのあたりで少し失点したのですが、大崩れは避けられました。
第2問(複素数と軌跡)

こちらは、30点満点中3点でした。これは良くないですね。
パラメーターを置いて軌跡を求めるというのは常套手段ではあるのですが、計算が煩雑になることも多く、その場合は直接図形的考察をして求める方針を取られる場合もあります。本問もそのパターンであり、ギリギリで気が付くことが出来たのですが、図形的考察自体も割と難しく、間違えてしまいました><
第3問(ベクトル)

こちらは、30点満点中15点でした。
これは完答すべき問題でした。ねじれの位置の定義は把握していたのですが、立式の段階で一部間違えてしまい、それが減点の理由となってしまいました。数式が増えた時、うまく式を整理する必要がありますね。
第4問(整数問題)

こちらは、30点満点中15点でした。
Z会いわく、標準問題だったとのことですが、(2)は難しく感じました。整数問題の場合は方針がすぐに思いつかなければ、さっさと諦めて他の問題に時間を割くに限ります。
第5問(eの定義と極限)
こちらは、40点満点中40点でした。

これは難しいと言われていたようですが、あまりひらめきが必要というわけではなく、正しい思考プロセスを身に着けさえすれば、「〇〇したくなるよね」みたいなノリで答えられる問題です。
あと、答えがあまりきれいではないので、立式はすぐに立てられるものの、個人的に答えにかなりの不安がありました。
第6問(対数と極限)

こちらは、40点満点中16点でした。
問題は難しかったようですが、失点の原因は問題の難しさではなく、立式の時点での勘違いでした。
対数と極限のハイブリッド問題だったのですが、こういう問題って、大体は挟み撃ちの定理で解くことになります。
なので、うまく挟めれば成功なのですが、うまく挟めた気になって挟む式に微妙な誤りがあれば、大減点につながるので要注意です。
全体を通して

今までの模試と比べると比較的難しい部類ですが、全部が難しかったわけではなく、完答すべき問題は5問あり、残り1問も部分点狙いは出来るようにならなければいけません。つまり、これが2025年東大理系数学で出題されたら、東大理科Ⅲ類合格するためには恐らく170点/200点は欲しいです。
とはいえ、計算力・集中力・解法パターンの習得が求められます。あとは集中力をどうやって維持するか、時間が足りない焦りをどうやって抑えるかですね。
結局、敗因は集中力不足だったのでしょう。数学の対策としては、解法の習得も大事なのですが、本番の集中力をいかに上げるか、つまり体調管理が絶対必須です。
ということで、睡眠時間しっかり確保するということと、疲れをためないことを意識して頑張ります><(ただ、今の当院の状況ですと、それが出来るかどうか不透明な部分が多いですが><)
次回までの宿題
過去問で出た解き方を一通りおさらいする、後は、体調管理!!
次回は2024年度京大入試過去問の英語について御報告致します

まあまあ事故りました。そして次は英語回ですね。英語もこの状態で受けたら地獄見そうですが・・・。
引き続きお付き合い下さい。
内科専門医。現在、ドラゴンシャトル2(内科専門医試験を手堅く合格しながら、東大入試284点(96点差落ち)から1年で東大理Ⅲのボーダー超えを狙う企画)を開催中!フォローすると良いことあるかも!?


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