こんにちは、スプリングシャトルです。以前、令和の虎で完全ALLになった完璧なプレゼンを紹介しましたね。これは非常に勉強になったと思うのですが、逆に完全に Nothing になるようなプレゼンも勉強になると思います。
というわけで、今回は全会一致で Nothing になった例を紹介いたします。
以前の令和の虎についての記事:【もの凄く勉強になる】令和の虎 完全ALL 獲得例1 第1章 など
おしながき
前回のおさらい
まずは、前回のおさらいをします。
“つなぐ アプリ で 施術院 を助けたい!【船田 睦】“:テーマは、”地域で院を開業している整骨院・鍼灸院・マッサージ院・整体院とセラピーを必要とする人たちをつなぐアプリで地域を元気にしたい!”です。
505万円を融資もしくは投資という形で希望されています。
・・・と書いたのですが、既に大きな問題点がございます。当然のように虎から激詰めされることになります。
さて、その問題点とは!?
505万円で・・・

そもそも、アプリって、たったの505万円で作って流行らせることが出来るものなのでしょうか?と、早速株本社長から詰められます。
志願者は、株式会社QEDで495万円の見積もりが出て、最低限の機能は可能、スモールスタートが出来ると答えました。

495万円でもgoogleマップ、ナビ、予約・メニュー、お知らせ、クーポンという機能を取り付けるのは可能であり、最低限でありながら運用することは可能であり、iOSとアンドロイドどちらもNo Codeのプログラミングであれば可能だということです。
うーん、そのアプリは最低限動きはすると思うけど、そんなアプリ誰が使うのかなあ・・・ということを疑問に感じられた方がいらっしゃるかと思いますが、まさにこの後、虎から詰められるポイントになります。
プレゼン資料のInstagramが!?

ここで、プレゼン資料を見ていた奈々江ママがInstagramに目を通し、本人じゃなくてお菓子の写真が載っていたことを指摘します。実は、そのInstagramは志願者本人のアカウントではなく、今の会社の経営者の奥様の友人のアカウント(フォロワー12万人!)でした。
本来、自分のインスタグラムを書くべきところであり、一瞬その志願者に12万人もフォロワーいるのではないかと勘違いさせてしまうような書き方だと岩井社長より指摘を受けました。
志願者は、SNSはあまりやっていない。その方から協力して頂けるという話になっていると答えました。
何故他に同じようなアプリがないのか

ここから、株本社長からの激詰めが始まります。
ホットペッパービューティーや食べログの整骨院版みたいなのは他にないですか?と質問しました。
志願者が、”リフレナビはあるけど3年前からアップデートされてなく、起動できないような状態だ”と答えると、何故他にないと思いますか?と質問します。
整骨院を利用するのは高齢、インターネットやwebサービスやアプリを使いこなせないからだと志願者に答えさせた上で、その問題を突破するにはどういう戦略がありますか?と質問します。
志願者は、施術院向けには、施術院が会員である団体に広告を載せる、youtubeやSNSで発信する、自分の足で院に訪問するの3点をお話し、ユーザー向けには、シンプルで簡単な作り、3タッチくらいで予約につながることをお話します。
桁が違うのでは?
林社長からの詰めも始まります。
このお金でどうやって回す?
ホットペッパービューティーの整骨院のアプリで500万程度で回せるのか、何億でないと無理じゃないのかと質問します。
志願者の見通しが甘いのでは?

それに対する志願者の答えは、日本手技療法協会ひーりんぐマガジンに30-40万で載せる、でした。
当然のように、林社長は、広告載せることにより本当に登録してくれるユーザーを集められるのか質問します。それに対し、志願者は、知人含めてランダムで50人くらいにこういうサービスがあったら興味あるかと聞いたら興味あると言った人が多かったと答えます。

知人ベースであり、更に口先だけの約束なので説得力がないですよね。
更に、志願者は、月額1万円で整骨院から頂き、整骨院全体のうちのシェア5%獲得できたら7000件得られるので回すのは可能だとお話します。
シェア5%獲得って、かなりハードルが高いはずですが・・・。
林社長、株本社長ともに・・・

林社長、株本社長ともに、1億円必要だろうとお話します。予約システムを管理するということはオペレーションまで把握しないと稼働せず、Googleより網羅性高く予約を簡単に出来ないとこのサービス使う意味がありません。
今のところ、こうした厳しい状況を一気にひっくりかえせる劇薬がないのですね。
次回は林社長を怒らせた新たな問題点が出現します

既にこのアプリを稼働させ、ユーザーに使わせることが出来るのかどうか、極めて怪しい雰囲気ですね。
そして、更に、次回はプレゼン資料から新たな問題点が出現します。ここまでで雲行きが既に怪しいのに、更に追い打ちが!?
引き続きお付き合い下さい。
内科専門医。現在、ドラゴンシャトル2(内科専門医試験を手堅く合格しながら、東大入試284点(96点差落ち)から1年で東大理Ⅲのボーダー超えを狙う企画)を開催中!フォローすると良いことあるかも!?


コメント