こんにちは、スプリングシャトルです。今回は第2回東大実戦模試の結果報告です。

おしながき
成績は?

まず、点数を先にお伝えします。
11/11終了後時点での予想点数:70点/120点
実際の点数:70点/120点
偏差値:75.1
順位:153位/7294人
予想よりも・・・
うーん、予想よりも・・・高くも低くもないですね。今回も、受験前は100点取るつもりで受けていたのですが、今回も解く順番が難しく、あとは思惑通りの採点だったという話でした。
大まかな問題構成

今年も6題セットでした。問題としては第1回東大実戦模試よりは難しかったと思いますが、東大本番でこのセットが出たら、4完半半はしたいようなレベルでした。
ですので、時間無制限であればある程度の方は満点を狙えると思います。ただ、如何せん時間が足りないので、計算ミスや計算放棄や論証不十分などで点数を落としていくことになるのでしょう。加えて、十分に論証したつもりが採点者に伝わっていないパターンも多いでしょう。
ちなみに、私は第4問→第6問→第1問→第2問→第3問→第5問の順番で解いたのですが、第4問が難しすぎて、完全に戦略ミスでした。ちーん。
第1問(式の問題)

こちらは、20点満点中20点でした。
一見ごちゃごちゃしているように見えるのですが、落ち着いて条件を整理したらそれ程難しくありませんので、落とせない問題ですし、こういう問題で論証が不十分ですと容赦なく減点が来ますので要注意です(東大では、平均点が高い設問は採点が厳しく、平均点が低い設問は採点が甘くなると言われているようです)。
第2問(複素数平面・媒介変数)

こちらは、20点満点中20点でした。計算ミスしなかったことも含め、言うことなし!
複素数平面独特の考え方って実はそれ程使わないのですが、媒介変数を用いた計算が面倒くさいです。丁寧にやれば解けるのですが、少なくとも最初に解く問題ではありません。
あと、計算ミスのリスクが結構高いが、問題のレベルを考えると、計算ミスしてしまうと部分点があまり来ないでしょう。
第3問(対数)

こちらは、20点満点中12点でした。
数学的帰納法はちょっとひっかけポイントありますが、問題は次の設問。何と、logは分かったのですが、計算式の途中でlogを抜いてしまいました><
凡ミスorz
ただ、logを書いていたところで、広義積分(高校範囲外)が出てしまうので、駿台の採点基準上、どちらにせよ×でした。余計なことをせず、素直に誘導に乗った方が良いです。
第4問(場合の数)

こちらは、20点満点中4点でした。
数え上げは苦手です。以上。この問題を最初にやったのが、今回の問題セットで4完半半以上行かなかった全ての敗因です。
他の問題で波に乗ってから解くべきでした。
第5問(虚数・要素)

こちらは、20点満点中6点でした。まあ、(1)だけ正解だと、こんなもんでしょう。
時間が残っていませんでした。(1)は簡単ですが、(2)は時間切れ。
時間があれば解けたでしょうが、たらればではダメです。こういう問題でしっかり時間をかけられるように工夫すべきです。
第6問(空間図形)

こちらは、20点満点中8点でした。平面に帰着して考えるというところまでは基本中の基本ですが、うまくtの条件で整理することが出来ず・・・チーン。それでも、全国平均点1点のこの問題で部分点8点を頑張って取りました。図形が非常に複雑で、全貌をとらえるのが厳しい問題であったのですが、本番であれば完答したい問題ですね。
全体を通して

第1回東大実戦模試よりは難化したと思いますが、それでも明らかに東大理系数学本番よりは簡単な筈です。これが東大理系数学の本番で出題されたら、東大理科Ⅲ類合格するためには恐らく90点/120点は欲しいです。
とはいえ、計算力・集中力・解法パターンの習得が求められます。あとは集中力をどうやって維持するか、時間が足りない焦りをどうやって抑えるかですね。
結局、敗因は問題を解く順番を間違えてしまったこと(数え上げを最初に解いたのが問題です)、そして計算が異様に遅いことです。
次回までの宿題
数え上げ問題は最初にやらない(場合によっては捨てる)、計算力を磨く
次回は東大実戦模試の物理について御報告致します

前回と異なり、まずまず回ではありましたが、やはり満足は行きません。次は物理回ですね。物理の場合、前回のような出来だと、一応平和会で済むのですが・・・。
引き続きお付き合い下さい。
内科専門医。現在、ドラゴンシャトル2(内科専門医試験を手堅く合格しながら、東大入試284点(96点差落ち)から1年で東大理Ⅲのボーダー超えを狙う企画)を開催中!フォローすると良いことあるかも!?


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